気がつけば師走。これ毎年12月に言ってる気がするよね。それくらい1年のスピードが早く感じるようになった今日この頃。最近は先月何があったのか思い出すのも時間がかかるようになっちゃって老いの恐怖を感じております。
11月といえばeスポーツにおけるジェンダー論争が起こったことが一番印象に残ったかなー。あとは11月から施行された自転車法律の改正。「ながら運転」が厳罰化されたことで何が起こったのか。
eスポーツにおける性差はあるのか否か
結論からいうと私はあると思っている派。というか、大抵の人が多かれ少なかれeスポーツにだって性差はあると感じている人が多数派だと思ってる。
私は基本的にフィジカルが要求されるものすべてにおいて男性優位だと思っていて、それがあまり目立たないのがeスポーツという感じだったんだけど、やっぱり競技シーンのレベルが上がれば上がるほど、その性差は顕著になるよね。
なぜそんなことが話題になったのかというと、『VALORANT』の女性部門公式大会「VCT Game Changers」でトランスジェンダーの選手がマナー違反なプレーをしたことで話が飛躍したという感じ。
この大会の年間王者を決める世界大会「VALORANT Game Changers Championship 2024」が11月8日(金)に開催され、そこでブラジルの選手が日本代表の選手に死体撃ちをして「なんだこのマナーの悪いやつは!」ってなったんだけど、その選手がトランスジェンダーで、わりかし大会で無双してたこともあって、どんどん話が飛躍しちゃったんだよね。
単純にその選手のマナーが悪いだけで、ほかのトランスジェンダー選手にもとばっちりになってたような感じだったんだけど、ある意味この話題で「eスポーツの性差も結構顕著なんじゃない?」って思う人が増えたきっかけでもあった気がする。
そもそも「VCT Game Changers」は女性部門と銘打っているけど、実際は性的マイノリティーも含めた新たな枠組みの大会という位置づけになっていて、私はこの大会のあり方にも疑問を感じた。
確かなソースが見つからなかったのでメディアの記事では書けなかったんだけど、この大会ってトランス枠みたいなのがあったみたいで、1チームに入れていいトランスジェンダー選手の人数が2名って決まってたらしいんだよね。もうこの時点で運営側がこの競技に性差があることを認めているようなもんなわけ。
eスポーツの魅力のひとつが老若男女が同じ土俵で戦えるというものがあって、公式大会に女性が出場してはいけないなんてルールがある大会を私は知らない(探せばあるかもしれないけど……)。格ゲーでは割と普通に女性の選手も活躍してるし、『VALORANT』においても、国内リーグでは女性チームも出場している。(うろ覚え)
だから、トランスジェンダー選手は女性部門の「VCT Game Changers」ではなく、本家公式大会の「VALORANT Champions Tour」に出場すればいいんじゃないかって思うんだよね。まあ、今回「VALORANT Game Changers Championship 2024」に優勝したチームに所属している別のトランスジェンダー選手が、本家「VALORANT Champions Tour」に出場しようとしたら、トランスジェンダーを理由にチーム加入を断られた経緯があるから、余計この問題がややこしくなってるんだけど……。てか、断るなよといいたい。
つまり、性差がある競技で女性部門の大会を作ったのならば、その大会は女性部門として女性だけの大会にするのが健全なんじゃないかと思う。なぜマジョリティーであるシスジェンダー女性が、性的マイノリティーや多様性の枠組みのひとピースとして扱われているのかが疑問で仕方がない。
このままだと、マジョリティーがマイノリティーに駆逐され、eスポーツでマジョリティーがマイノリティーに追いやられてしまう可能性が危惧される。
難しい問題ではあるとは思うんだけど、「VCT Game Changers」は多様性を掲げてルールを曖昧にするよりかは、もう少しルールを厳格化してほしいと思った。
トランス枠なんて設けたら、それはどちらに対しても差別なのではと感じてしまう。
ながら運転より歩きスマホを規制してほしい
2024年11月から自転車の道路交通法が厳格化。スマホなどのながら運転の罰則が強化されるようになった。確かに最近、スマホを操作しながらチャリンコで爆走している人が増えた気がする。車を運転するようになって余計にストレスを感じるようになったといか、目に留まるようになった。
チャイルドシートに子どもを乗せて、スマホ見ながら車道を逆走している人が突っ込んできた時は、さすがに「死にたいのかな?」って思っちゃったわ。イヤホンで音楽を聴きながら乗るのも罰則の対象になるみたいで、これはこれでちょっと残念。
CDウォークマンが出たときは、音楽を聴きながら通学できるのがうれしくて仕方なかったもんね。あの道のあの段差で音飛びしちゃうんだよなーみたいな(笑)。
イヤホンは東京都なら「交通に関する音または声が聞こえないような状態」であることが違反の基準になるみたいだから、爆音だったりノイズキャンセリングを有効にしたりしていなければOKっぽいけどね。
第8条(運転者の遵守事項)
(5) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
まあ、それよりも歩きスマホの方が断然ストレスだよね。スマホが登場したばかりの頃はここまで歩きスマホする人いなかったけど、TikTokとかYouTube ショートとか、永遠に垂れ流せる中毒性の高いコンテンツが増えたことにより、歩きスマホする人が増えたイメージ。
歩きスマホしてる人が近づいてきて、直前で目の前の存在に気づいた上に、なぜか歩きスマホしてる側が不機嫌になってるのを目の当たりにすると「お前のせいだろ」と言いたくなる。
個人的には歩きスマホの方を罰則してもらいたい。どこぞの国では16歳未満のSNS禁止が可決されたみたいだけど、やり過ぎと感じる反面、正解にも思えてくる。