「Osmo Action」や「Osmo Pocket」といった小型カメラを使う際、立てかけて撮影したい場面も少なくない。とはいえ、仰々しい三脚を持ち運ぶのはちょっと……という時に便利な自撮り棒がUlanzi(うらんじ)から発売されている。
筆者が初めてUlanziの製品を買った頃は、まだ知名度も低く「よくある低価格帯の中華メーカー」という印象だった。しかし、最近は価格のわりに質感が高く、痒いところに手が届く実用的な製品がかなり増えてきている印象だ。
その中のひとつが、今回紹介する自撮り棒「TT52」だ。
自撮り棒として使えるだけでなく、三脚としても使うことが可能で、さらに最長1.5mまで伸ばすことができるすぐれもの。価格もセール時ならば4,000円台前半で購入できるので気軽に買えるのも◎。
そんな「TT52」の使い勝手を紹介していこう。
手頃な価格ながら高級感のあるアルミ製ボディ
内容物はシンプルで本体とフィンガーマウントのみ。フィンガーマウントというのは、「GoPro」や「Osmo Action」といったアクションカメラを取り付けるためのマウントで、アクションカメラを使ったことがある人ならばおなじみのマウントだ。購入時は、フィンガーマウントが取り付けられた状態で梱包されている。


「TT52」の魅力のひとつが、フィンガーマウントを取り外せば、一般的な1/4インチネジとして使用できる。一般的なカメラや、LEDライトまで、用途に合わせて柔軟に機材を付け替えられるのだ

本体はアルミ製でマット仕上げになっているので手ざわりも良く、質感はかなりいい感じ。先端に小型カメラを取り付ければ、即座に自撮り棒として機能する。
伸縮する自撮り棒タイプなので、グリップの周囲は11.5cmとかなり太め。ちょっとゴツめではあるが、見た目もシンプルなのでそこまでゴツい感じはしない。

底面スイッチで三脚化。棒を伸ばせば高所の撮影も◎
「TT52」は底面のスイッチを押すことで収納されていた脚が開き、三脚として機能する。手持ちできない場面や、固定して自撮りしたい時など、カメラを手放したい状態で撮影できるのが魅力だ。


三脚部分の脚は18.5cm程度。長すぎず短すぎずという感じで、意外としっかりと自立する。三脚状態であれば、30cm程の低い状態で固定できる。また、棒の部分を引き延ばせば高さを自在に変えることができるのも魅力。最長150cmまで伸ばすことができる。

最大まで伸ばして自立させるケースはほぼないが、写真のようにちょっと傾いてしまう。ポールを伸ばせば伸ばすほど安定性は落ちるので、自立させて運用する場合は伸ばしすぎに注意しよう。
外でも家でも活用できる我が家の必需品に
という感じで、自撮り棒+三脚というシンプルな製品ではあるものの、実際に使ってみると意外な用途でも活躍してくれている。筆者の主な使い道は3種類。
まずひとつはゴルフ場での撮影。最近はラウンド記録としてゴルフ場で撮影をしている。以前は「Osmo Pocket 3」で付属の三脚を使って撮影したのだが、ゴルフ場は傾斜が多いのでカメラを固定するのが難しかった。一方で、「TT52」+「Osmo Action 4」ならば、ある程度の傾斜なら高さを低くすることで転倒せずに撮影できるようになった。

なにより本体がしっかりしているので、割に雑に持ち歩けるのはうれしい。ボール地点まで複数本のクラブを持って移動する際も、一緒に持ち運べる軽さなのも◎。また取材のインタビュー時にもその辺に立てて録画ボタンを押しておけば、なんとなく映像も音声も撮ってくれるので役立っている。
ふたつ目は家でのストロボスタンドとして活用している。天井バウンスなど、ストロボを遠隔で炊きたい時、今までは普通の三脚に取り付けていたんだけど、意外と場所を取る。また、基本的に三脚は高さを調整する際、脚をひとつひとつ伸ばさなければならないので、高さの調整が面倒だった。一方で、「TT52」ならば場所も取らず高さ調整も楽なので、ストロボの位置を細かく調整しながら、理想的なライティングを追求できる。

3つ目は、小型LEDライトを取り付けて使用する方法だ。物撮りの補助光として使ったり、ベランダで行うゴルフのアプローチ練習時に手元を照らしたりと、ちょっとした照明スタンドとして活躍する。

ということで、あまりに気に入ってしまったので筆者は2台目も購入。1台はストロボに固定して2台目を用途に応じて使い分ける感じにした。しっかりした三脚って意外と値が張るので、自立させたいものが軽いものであれば、こういった簡易的な三脚を狙うのもアリ。
なお推奨耐荷重は800gとなっている。試しに1kg以上の一眼レフカメラを取り付けたところ、自重で伸ばした棒が下がってきてしまったので耐荷重は守った方が良さそうだ。
まとめ
ということで、Ulanziの「TT52」をレビューしてきた。お手軽価格で万能というのが正直なところ。「ちょっと三脚を増やしたいんだけど、あまりお金をかけたくない」とか、「自撮り棒としても三脚としても使いたい」なんて人におすすめ。耐荷重は織り込み済みなので、今のところ大きなデメリットはない感じ。ただ、脚の部分はプラスチックな素材なので、上から圧がかかったり、過度な負荷がかかるとパキッと折れちゃいそうなのは注意。
最悪脚が折れたら自撮り棒としてのみで使うこともできるので、割り切って雑に使っちゃっているのが現状(笑)。
ちなみに、「DJI Action」シリーズは、現在6が最新だが、4も併売していて、かなりお得な価格になっている。8K画像や夜間撮影などにこだわらなければ全然今でも使えるレベルなので、低価格で撮影環境を整えるならセットで購入するのもアリだ。外での撮影のオトモにいかがだろうか。



