【編集後記】「カプコンカップ12」取材とAI——3月の振り返り

あっという間に4月。しかももう暑い。いやはや季節の流れが速すぎてヤバい。ということでサクッと3月の振り返り。

正統進化した「カプコンカップ12」

今年も両国国技館で開催された「ストリートファイター」シリーズの世界王者決定戦の「カプコンカップ12」。昨年の「カプコンカップ11」が初の日本開催で大盛り上がりだったんだけど、今年はさらにパワーアップしていた。なんといっても土俵周辺のマス席が解放され、よりステージに近い席で観戦できるようになっていたのが印象的。

▲昨年はなぜか正面に運営陣が陣取るという謎レイアウトに批判も多かったステージまわり。今回は360度見渡す限り観客席になっていて、さらにステージからの距離も近くなっていた

また選手入場シーンも迫力ある演出なっていて、マス席をぐるりと歩きながらステージに上がっていく。プロレスみたいな(プロレスちゃんと見たことないけど)演出っぽくてお客さんも選手もテンション上がったんじゃないかなー。

▲試合終了後は勝った選手も負けた選手も花道から帰っていくんだけど、観客席が近くなったことで、より選手の表情がくみ取れるようになっていた。ちなみに彼はオランダのプレーヤーのXerna(ぜるな)。18歳で「カプコンカップ12」に出場し、敗退した際はステージに手を振っていたのが印象的だった
▲こちらはウメハラとの10先(10本勝負)が獣道で実施されることが決まった時の人MenaRD(めなあーるでぃ)。日本での人気も高いので歓声も大きかった
▲マス席にはふ〜どの奥様、倉持さんも応援に駆けつけていた
▲花道から帰ってくるふ〜どに満面に笑みでハグするシーンが話題に。とってもいい夫婦

肌感でしかないけど、去年よりお客さんの数も増えていたんじゃないかなぁ。物販とかトイレとかいたるところで長蛇の列があったのと、自販機の飲み物が軒並み売り切れていて、なかなかカオスだったのを覚えている。

▲物販は80分待ちの長蛇の列。すごすぎる

優勝はGood 8 Squadのさはら。若いのにしっかりしているし、優勝したときの安堵した笑顔が忘れられない。

▲もう我が子をみるような感覚になるよね。若い子が優勝してくれると!

私の予想は大きく外れたなー。優勝候補として昨年話題を集めたチリの少年Blaz、そして韓国の精密機械とも言われているLeShar、抜群の安定感を見せていたふ〜ど、ガイルで着実に実力を伸ばしているひぐちの4名かなと、ファン目線も入りつつ思ってたんだよね。特にひぐちくんは、LeSharに勝った時点で「これは、優勝なのでは!?」と思えるくらいすごかった。有料配信だったアーカイブも、今は無料で公開されているので、まだ見てない人は要チェック!

来年の「カプコンカップ13」も両国国技館での開催が決定したし、本当に格ゲーブーム再来感がすごいよね。来年はメディアルームはぜひ通路の使っていないデッドゾーンを使わせてほしいなー。今回は3階の一番奥にプレス席を用意してくれたんだけど、ステージとの往復は高齢化が進んだメディア陣にとってはハードモードだったよね(笑)。

めまぐるしく環境が変化するAIシーン

3月はAIの環境変化がすごかった。Grok、ChatGPT、Geminiと王道のオープンAIに加え、一気に注目度が上がったのがClaude。チャット、cwork、codeと3つのモードがあり、ローカルファイルを参照しながら複数の作業をまとめてやってもらえたり、難しいタスクも正確にこなせたりと、進化がヤバい。

まあ2月の時点でも話題沸騰中だったんだけど、その勢いは止まらずって感じ。私も使うようになって、面白すぎて使用制限に引っかかりまくるくらい酷使してた。んでもって、「これは手放せそうもない」と感じて4月からの値上がりという噂を聞いて、早めに年間課金しておいた。実際は4月になっても年間200ドルだった。

「ふ〜。これで一安心だじぇー」なんて思ってたけど、やっぱり使用制限はきつめ。1日5時間おきの制限に加え、1週間ごとの制限もあるんだけど、安い課金のPro版だと2日くらいで週間使用制限に引っかかるという……。

▲この使用制限のダブルパンチが地味に効く……

そんな中、Claudeのようにローカルファイルを参照しつつマークダウン形式の指示書を確認して作業を進めてくれる対抗馬があることを知る。Gemini版Claude CodeともいえるGoogle Antigravityに、ChatGPT版Claude CodeともいえるCodexと次々に新しいオープンAIの存在を知ることになり、情報を追うだけでも大変なんだけど楽しい。

それぞれのAIに差異はあるけれど、基本的に指示書を共有しておけばなんとなく作業の引き継ぎはしてくれる。雑用レベルなら、オープンAIのはしごでしのげそうな感じにはなってきた。

作業量が重たくなればなるほど使用制限に引っかかりやすいので、最近では大体の骨組みや考え方をGeminiやChatGPTと会話して詰めていって、それからClaude Codeとかに実作業ををしてもらうみたいな流れにしてみた。

なんだかんだこのふたつが一番気軽に使えるオープンAIだね。使用制限ほとんど気にしなくていいし。

と思ってたら、4月に入ってGoogleがローカルで動作するGemmaとかいう超賢いらしいAIを発表。ローカルAIはプライバシーの観点からも安全面はオープンAIよりも優れているけど、やっぱりオープンAIの廉価版みたいなモデルしなかくて、なかなか使いづらかった。しかもローカル環境で動くわけなのでメモリー消費が激しく、作業スピードも遅め。そんなローカルAI環境に革命が起きそうなのがGemmaって感じ。まだ使っていないけど、ひとまずインストールしてみて動かしてみようと思う。

こいつが高性能ならば、かなりのゲームチェンジャーになるのでは!