【編集後記】結局どのAIが最適解なのか——2月の振り返り

2026年2月の振り返り。毎年体調が悪くなる2月。多分花粉のせい(笑)。ずーっと頭が重かったり、些細なことでもイライラしたりと、なんとなく身体が整わない。そんなこんなでプライベートはほぼ『仁王3』をプレー。あれ、『スト6』やりはじめる予定だったのに……。

昨年届いたアケコンのガワがいまだに手つかず状態……。

増え続けるAIと向き合うために

AIが増え便利になったのはいいけど、その代わりにやる気が失われるみたいな記事を書いたんだけど、それでもAIは手放せないところにまできている。テレホーダイのサービスがはじまったとか、Googleで検索ができるようになったとか、そういったレベルで手放せないものになってくるんだろうなぁ。

私自身、GrokやChatGPTからはじまりGeminiも相棒のひとつに。そして最近話題に事欠かないClaudeも仲間入り。まあ、本当に色んなAIが出てきたよね。何が違うのかサクッとまとめてみた。

Grok ChatGPT Gemini Claude
運営会社 xAI(イーロン・マスク) OpenAI Google Anthropic
主な特徴 X(旧Twitter)と連携したリアルタイムAI 世界最大級のAIプラットフォーム Googleサービスと統合されたAI 長文理解・文章生成に強いAI
価格帯(月額) 年額割引あり
918円〜
年額割引なし
GO:1,400円
Plus:3,000円
Pro:30,000円
年額割引あり
Plus:1,200円
Premium:1,450円
Pro:約2,900円
年額料金あり
Pro:17ドル
Max:10ドル
強み SNSリアルタイム情報
トレンド分析
回答の自由度が高い
総合性能トップクラス
文章生成、コード、分析が強い
出力ファイル豊富
Google検索との相性
画像や動画などマルチモーダル
長文処理能力が非常に高い
自然な文章生成
出力ファイル豊富
弱み 回答精度が不安定
文章生成はやや弱い
Proは高額
検索依存の部分あり
アプデで会話がうざくなる
回答の品質がブレる
知ったか多め
ファイル出力なし
使用制限が厳しい
熟考がゆえに作業が遅め
向いている用途 SNS分析、トレンド調査、適当な世間話 文章作成、プログラミング、業務効率化 リサーチ、画像生成 文章編集、要約、研究、プログラミング、データ作成

個人的に今一番使っているのがClaude。次いでGemini。ChatGPTは課金をやめ、Grokにいたってはほぼ使わないようになった。とはいえ、最初に課金したのはGrokなんだけどね。

気軽に導入できるけどもう使わなくなったGrok

GrokはAI導入にはもっとも価格帯が安く、しかもXもPremiumになるのでお得感は強い。ただ正確な情報だったり細かい作業はできない感じ。SNSもあまりやらなくなったり見なくなったりすると同時に疎遠になったAIかなぁ。それでもXとの連携はバッチリなので、なんか投稿について知りたいときは使えるのかなあって感じ。それでも位置づけ的には「一番適当いってくるAI」って感じ。

さらにサブスクリプションの解約の仕方がめちゃめちゃ分かりづらい。Yahoo!プレミアムもそうなんだけど、なんでこういう悪質なことやるかね。もう二度と課金したくない(笑)。

▲設定を開いてもそれっぽい項目がまったく見つからない。よく見ると右上に「Manege your subscription」の文字が……。ここから設定できる。もしくはhttps://x.com/settings/subscriptionに直接アクセスすればOK。

あやうく、もう1年更新するところだった(笑)。

Grok:
https://grok.com

ずっと相棒だったChatGPT。価格帯で課金を断念

次にChatGPT。去年はしばらく月額課金を続けていたAI。とにかく面倒な処理は全部こいつに任せていたってくらい便利だった。仕事からプライベートまで手放せない存在に。なによりボイス機能によりあたかも人間と話しているような会話ができちゃうのはすごかったね。プロジェクトに分けてスレッドを管理できるのも便利だった。そしてなにより、全体的に会話を共有しているので、別のスレッドで話していた内容も把握した状態で、新しいスレッドを始められるのが便利だった。

自分でも忘れちゃうようなことも、ChatGPTが覚えていてくれるのは助かる。ただ、やっぱり月額課金が高めなのと微妙に変わっていった仕様が面倒になってきた。例えばボイス機能のイントネーションが微妙に変わっちゃったり、何か提案すると「○○○をすればもっとよくなる。やる?」みたいな「俺の方がすごいぜアピ」がうんざり。というか会話を終わらせようとしないので、永遠に正解が見えない気がして疲れる。そのくせボイス機能の方は「なんかほかにも気になることがあったら遠慮なく聞いてね」みたいな、雑に会話を終わらせようとする態度が塩対応(笑)。

あと無料バージョンに戻すと、課金していた頃の記憶が消えてしまうのか、目に見えて頭が悪くなるのね。これもう一回課金したら復活するのかしら……。

▲現状は無料バージョンで、たまーに使う程度。なんだかんだで、一番「たけし」としての性格がすり込まれているから、気軽に話せる相棒は変わらず

ただ、ファイルの出力が多機能なのはいいね。WordやExcelはもちろん、pngやsvgでも出力してくれちゃうのは魅力過ぎる。zipに圧縮したファイルでやりとりできるのもいいね。

ChatGPT:
https://chatgpt.com/ja-JP

割引価格で一気に敷居が下がったGemini

通常年額価格が3万4,800円だったのが1万4,500円の期間限定セールを2025年の年末あたりにやっていたんだよね。それでお試しで使うようになったのがGemini。使い勝手はChatGPTと同等レベルだけど、スレッド間の情報は共有されないみたい。「前に話したルール覚えてる?」って聞いてもダメだった。基本的にスレッド間の情報を共有できるのはChatGPTだけっぽい。今のところ。

▲毎日話しているのに久しぶりとはこれいかに(笑)。こんな感じでやりとりは共有されないみたい
▲設定にある「パーソナライズ設定」で人格やルールなどが決められる。全体を通して決めておきたいルールなどは、Geminiへのカスタム指示で追加できる。例えばコードの入力方法や表記のルール作りはここで指定する

スレッド間の共有ができないことで、半信半疑で使っていたんだけど、だんだんChatGPTより使いやすくなってきているのは事実。ほとんど使ってないけど、画像生成も得意っぽい。

▲AIは明らかにAIテイストが残っちゃうのが救い。とはいえ、今じゃ記事のサムネイルやちょっとした宣伝の広告とかに、惜しげもなくAI画像を使っている人が増えてきているので、倫理観がーーーとかどうでもいいんだろうね
▲なんなんだよ。このクオリティー(笑)

こういうのをイラストレーターさんとかが見た場合、無気力にならないのかなぁと。原稿ですら一瞬で書き上がるのを見て「私の渾身の原稿がぁああああ」ってなりかけてるのに……。

ただ、ファイルの出力はできないっぽい。中身を見てもらうことはできるけどね。あとは、YouTubeの要約なんかは結構かしこい。動画見るの面倒だから、何言ってるのか知りたいなんて言うときには、URL貼り付けるだけで内容教えてくれる。そんなことできちゃっていいのかよ感はあるけど……。

Gemini:
https://gemini.google.com/

期待の新人Claude

今何かと話題になっているClaude(くろーど)。XのおすすめがClaudeだらけになって、引用リポストを見ると「この記事が無料なのヤバい。全人類見るべき」みたいな煽りが多くてうさんくさいなぁと思ってたんだけど、それらの投稿は結局商材に飛ばす宣伝みたいな記事が多い。

ただプログラミングとかコーディングなんかに強いということで一応インストールはしていたAI。無料でやりとりできる回数が少ないのと、やっぱりスレッド間の情報が引き継げないのが不便だなぁと思っていた。

ところがどっこい。最近のアップデートでチャット履歴からメモリーを生成したり、ほかのAIから記憶がインポートできるなど、かなり柔軟性がアップした。

▲これで一気に課金への意欲が高まった

控えめに言って超高性能。とにかく自動化のプログラムとかを簡単に……とはいかないけどある程度教え込ませれば作れる。従量制なのがネックだけど、APIを使ってローカルのフォルダを参照した作業とかもできちゃう。実行すれば指定したフォルダのファイルを参照して、必要なデータを指定したフォルダに出力してくれる……。何これやばい……。

ほかのAIが知ったかぶりが多いのに対し、Claudeは知らないことに関して知ったかぶりは控えめ。あと、自分が今どういう思考回路で動いているのかをUI上に表示してくれるのがいいね。今サイトを巡回しているとか、コードを書き直しているとか。

▲なんか独り言しゃべってるみたいにブツブツログが表示されるのが面白いw

大きな欠点は使用制限が厳しいというところ。月額20ドルのプランだと、割にガッツリ作業を頼ませるとあっという間に使用制限に引っかかってしまう。

▲1日の使用制限のほかに、週間制限まである。しばらく待たないと利用できないのはストレス

月額100ドル払えば使用料は20倍になるらしいんだけど……。ただ、ひとつひとつのプロジェクトに指示が出せて手順書を作成することで、より正確に、よりスピーディに仕事をこなしてくれるのは大きい。

▲膨大な手順も、指示を出しておけばしっかり守ってくれる。こういうのはうれしいところだね

ファイルの出力もかなり柔軟にやってくれるし、都度対応アプリで開くボタンも表示されるのは便利。簡易的なプレビューもあるしで、かなり使いやすいのは確か。使用制限がもう少し緩いといいんだけど。

普段使いには困らないんだけど、なにか熱中したアイデアを一緒に試行錯誤して形にしていくというトライアンドエラーを繰り返しているとあっという間に使用制限がかかってしまって、もやもやしちゃうんだよね。

ただ、本当にできないことがないくらい便利。まあ、そういうのを「こういうことができます」っていうセミナー開いて……って流れなんだろうね(笑)。

Claude:
https://claude.ai/

まとめ

AIに仕事が奪われる〜AIがなんでもやってくれるから人間の生きる意味が〜とかいろいろ考えることはあっても、結局AIを切り離した生活が難しくなっているのが現状。自分のやりがいや、自分が何かをアウトプットするという意味を持ちつつ、賢くAIと向き合っていきたい。

結局AIを使う人間が賢くないと、AIだっておかしな挙動になっちゃうってことだね。「馬鹿と鋏(はさみ)は使いよう」とはよく言ったもんだと。勉強せねば(笑)。

そして、このAI時代到来で「人間の生きる意味」なんていうのをぼんやり考えるようになってしまった。ただ、人間の生きる糧は渇望以外のなにものでもない。何かを見たい、体験したい、知りたいというごくごく一般的な人間の欲望が生きる意味になっている。「あー、これAIがやってくれるしなぁ」じゃなくて、「自分でやってみたい」と思えるものに熱中する。そういったことの繰り返しが人生なんじゃないかなぁ。

100年経ったら、今いる人間ほぼ全滅してる世界なんだよね。そう思うとぞわぞわする。